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テレワークのスタート地点

9月21日付日経新聞に、日立製作所がテレワークをサポートする業務システムを開発して、
2019年3月期に100億円の売上を見込む、とありました。
日立、働き方改革に商機

日立ソリューションズが開発し、自社の社員約3000人を対象として、システムを使う検証作業を始めているとあります。
テレワークとは、遠隔地での仕事、つまり在宅勤務のことを表しています。経済産業省が発表した「働き方の未来 2035」にもあるように、女性が活躍できる社会に向けて、働く場所や時間にとらわれないワークスタイルが、当たり前になっていきます。
経産省「働き方の未来 2035」

その意味では、日立のような事例はより活発になっていくとは思います。悪いことではないのですが、実はテレワークを阻むものは、セキュリティや情報システムではないような気がします。それよりも、これまでの習慣や文化的な側面が大きいのではないでしょうか。そして、「身近にいないと、サボっているかなどを管理できない」といった思い込みも大きいと思っています。しかし実際は、8時間勤務していても、「本当に生産的なのは3時間くらい」という研究データもあります。
8時間の勤務時間中、本当に生産的なのは3時間だけ:研究結果

この記事によると、以下の4点に3時間くらいかけている計算になります。
1. ニュースサイトを読む:1時間5分
2. SNSをチェックする:44分
3. 同僚と仕事と関係ない話をする:40分
4. 転職先を探す:26分

時給という言葉が示す通り、これまで日本では「働く=労働時間」という考え方が一般的でした。これらは、製造業が中心だった高度成長期にはフィットしているものの、サービス業が占める割合が増える中、労働時間で労働者の成果を管理するやり方がフィットしなくなってきた気がします。何を成果として、それによる対価をどうするのか。企業ごとにそれらを検討していかなければ、本当のテレワークは実現しない気がしています。「資料の作成」「各プロジェクトメンバーの意見調整」「顧客への連絡」と、社員がそれぞれのタスクを明確にすることあたりに、テレワークのスタート地点がある気がします。

さらに個人的な見解を言えば、テレワークが主流になったところで、クラウドやセキュリティが格安で利用できるため、IT企業の商機としてはおいしいものではない気がしています。しかも、今ごろ検証作業をしているって、少し遅すぎる気もします。記事を読みながら、大手は悠長だなあ、なんて思っていました。
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