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自殺をするのは情けないのか?

2015年末に電通の社員が自殺したことが、過労によるものだと認定されました。報道によると、自殺をした年の時間外労働時間は100時間を超えていたといいます。これについて武蔵野大学教授が「情けない」とツイッターでつぶやいたことが問題になっています。

電通社員の過労自殺は「情けない」

「自殺しても当然」と思うか、それとも「情けない」と思うのか、それ自体は言論の自由があるので発言するのは自由だと思います。しかしながら、この教授の言葉にはおかしなところがあります。教授は「起業した人なら、寝袋を持ち込んで泊まり込みで働いたことがある」と、起業家と比べているとこがありました。私も起業をしたときに、そこまで働いたことはありましたが、確かに苦労だとは思いませんでした。しかしながら、記者時代にやはり月100時間以上の残業を強いられたとき、まともな神経ではいられなかったのも事実です。頭はぼーっとし、判断力は低下。「あ、いま川に飛び込んだら楽になる」と思うほど、追い詰められたことがあります。同じ月100時間を超える残業をしたとしても、両者には決定的な違いがあります。それは、「社員には、自分の労働の裁量権がない」ことです。

社長、あるいは管理職は、自分の働き方を自由に決められる「裁量権」があります。「疲れたら、家に帰ってもいい」と思いながら会社に寝泊りをするのと、「絶対に逃げられない。逃げたら首になるかもしれない」と思いながら残業するのでは、精神的な負担が違います。お金を持っているけどもケチをしているのと、本当にお金がないのとでは精神的な負担が違うのと同じだと思います。統計の世界でも、管理職は一般的な社員にくらべて平均寿命が長いというデータもあります。これは、裁量権が人の心に与える過剰なストレスを軽減していると見られています。

管理職とワーカーの平均寿命

私が経営支援に入るとき、経営者に「できるだけ社員に裁量権を与えてください」とお願いするところがあります。それは、裁量権と幸福感と結びついていると感じているからです。裁量権が少しでも増えると、職員は幸福感を感じる傾向があると思います。それよりも、「(ある程度)自分で決められる」というのは、人間として当たり前の権利ではないでしょうか。
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