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億ションに住んでいても貧しい!?

「幸福」について、科学的に解説するNHKの番組を観ました。インタビュアーが「あなたにとっての幸福とは?」と、世界中の人々に聞いて回るのです。日本人の何名かは「億ション(1億円以上のマンション)に住んでいること」とか、「一生働かなくてもいいほどのお金を持っていること」などと話していました。逆に、アフリカの人たちは「水が自由に使える場所に住むこと」「地雷のないところに住むこと」といった、社会インフラが整った環境を話していたのが印象に残りました。

中国を含めた先進国の多くの人たちは、「幸福=物質的な豊かさ」を話していたのが印象的です。家を持っている、車を持っている、お金があるといったことです。それに対し、あるインド人が話していたのが「私は今が一番幸福だ。家に帰るとき、遠くから子供たちが手を振って出迎えてくれる。こんな幸せなことが他にはない」ということです。彼は、人力車の車夫をしており、月間収入が30ドル未満だといいます。普通の目で見ると「貧しい」はずなのに、なぜ豊かさを感じるのでしょうか?

私の娘がある朝、「お父さん、貧しいって何か知ってる?」と聞いてきました。「知ってるよ。十分にモノがないことだね」と答えると、「ううん、違うよ。たくさんほしがることだよ」と言うのです。聞くと、こども新聞に、ウルグアイの大統領だったホセ・ムヒカさんの言葉として載っていたとのことでした。

ホセ・ムヒカ大統領

物質的な豊かさには、限りがありません。もっとほしい、もっとないと満足しない、と言えばそうなってしまいます。億ションに住んだとしても、高級車に乗っていても、「もっともっと」という気持ちには終わりがありません。おそらく、それが貧しいということなんでしょう。逆に、精神的な豊かさは、モノに左右されません。先ほどのインド人のインタビューがすべてを物語っています。ホセ・ムヒカさんに対しては「偽善的だ」「たくさんの資産を隠している」といった批判も多いと聞きます。しかし、彼が発言した内容は、的を射ていて共感を持ちます。京都・竜安寺(りょうあんじ)のつくばいにも、「吾唯知足(われただたるをしる)」と彫られています。ムヒカさんの言葉は、禅の教えにも通ずるところがありますね。

龍安寺
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