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投資は「汚い」「リスクが高い」!?

投資と聞くと、どのようなイメージを持ちますか? 私が教鞭をとっている大学生たちに投資についてのイメージを聞くと、「汚いもの」「リスクが高い」「ギャンブル」「お金が戻ってこない」との回答が来ました。投資に関するイメージは極めてネガティブです。確かにバブル期には、企業も個人もこぞって不動産や株に投資をして、悲喜こもごもの結果になりました。そういった世代の教訓を幼いころから教わっている20代は、ネガティブなイメージを持っていることが自然かもしれません。しかしながら、ギャンブル性の高い投資が嫌いなはずの日本人も、宝くじならと買う人が多いのが不思議です。

11月7日付けの日経新聞の夕刊に、総務省統計局の家計調査の結果データが載っていました。
11月7日付け日経夕刊「消費、なぜ伸びないの?」

これを見ると、バブル期の1985年の消費動向を100とすると、「保健医療費」や「交通・通信費」、「住居費」が140~160と大きく伸びているのに対し、「食費」や「家具・家事費」は80~90と落ち込んでおり、「被服・履物費」に至っては50近い数字になっているのが目を引きました。もちろん、ケータイやスマホの普及により通信費が飛躍的に伸びているなどの背景もありますが、かなり極端な結果となっています。着るものや食べ物、身の回りの物にかけるお金を削って、不況から身を守っている日本人の姿が見えてきます。

確かに、景気が良くない時は目に見える身近なコストを削減しがちです。しかしながら、そうやって内に内に閉じこもっていても、事態は改善しないでしょう。しかるべき場所にしかるべき投資をしなければ、景気も事態も好転しないのはビジネスでも言えることです。私が思う投資とは「未来の利益を得るためにかける必要な費用」のことです。景気が良くない時こそ、適切な投資をしていかなければ、本当に倒れてしまいます。企業でも、売上が伸び悩んだり得意先が落ちたりすると、とかくリストラや営業マンへの締め付けが起こったりします。一過性の施策として効果がないとは言いませんが、それをすることで本当に1年後や2年後に事態が好転するのかと言えば、そうは思いません。投資をしないことの方が、リスクとなることもあると思います。

苦しい時こそ、お金を出して「種をまく」ことをしなくてはなりません。1~2年後の収穫を見据えて、空腹にもかかわらず種を植えるのは相当な苦労です。しかし、腹が減ったからと言って種もみを食べてしまえば、数年先の収穫がなくなることも理解する必要があります。実際、目先の利益に飛びついた施策を打った結果、ジリ貧になってしまう企業をよく見てきました。数年後を見据えて、今できることを粛々とやるーー当たり前のことですが、なかなか難しいですね。
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